もう何十年前になるのか、ハーブを始め、漢方とか、自然治癒とか、自然食品に興味を持ち講演会を聞きに行ったり、本を読んだり、していたことがある。とても不調だった時の私。心がしんどいのは、きっと体がしんどいからだと思った。
子供のころの話、私が風邪を引いたり、転んでけがをしたり、どこかでぶつけたりしたときには、父が魔法の薬を使って直してくれるという記憶がある。父何でもよく知っていて、本当に治るので心からすごい人だと思っていた。そしていつのまにか私の憧れとなっていた。卵酒やカラシのシップ、どくだみの葉、梅番茶、大根おろし、かたくりをお湯に溶かしたもの等など。母もそれらを知っていたけれど、薬派だった(笑)
何かの折によしよしと父が作って手当てしてくれると、それは魔法のように思えたものだ。
ある日、モーリス・メッセゲ氏というフランスの治療家の本を手にした。何度も読んで、ハーブというものに漠然と憧れ、それからも自然療法的な言葉を目にすると手に取ってしまうようになった。そして、東条百合子さんという日本の自然療法の提唱者であり、栄養学を提唱された方の本を読み、辰巳芳子さんのいのちのスープ本も読んだ。残念ながらどちらも図書館で読んだので、今書店に行ってもまだ見つけられていない。ネットなら見つかると思っているので、体質改善の学び後にはぜひ手に入れたいと思っている。
これまでは何とはなしにあこがれながら、心と頭の奥深くに並べていたけれど、仕事を辞めて、母の介護をしていると、ふつふつとずっと封印していた自然療法を学びたいという思いが蘇ってきた。そしてまずであったのが、体質改善。東洋医学や、アーユルヴェーダ、薬膳などが基礎にある講座のようで本当に毎日が楽しい。父からの言葉もやりようも思い出しながら、少しずつ少しずつ歩けたらいいなと思っている。
そしてまずはスープを作ってみようと思った。スープは魔法薬みたいに思える。、みそ汁も含めて、栄養価の高い、体に優しくじんわりしみていくもの。毎日の食事のわき役なのに栄養価は主役にもなれるという。一日食事の3度の食事に体調に優しいスープをプラスしていこう。レシピもちゃんと書き留めてコツコツ体調と向き合ってみよう。

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