一年に一度の誕生日が過ぎた。風邪はまだ治らない。一生に一度の日をいくつも迎えた。今年は母の旅立ちだ。
人は会う、そしていつか別れる。それからは2度と会えない日がやって来る。彼岸に行った人達とはもう会えないけれど、同じ世界に、同じ空の下にいるのにもう会えない人がたくさんいる。会うは別れのはじめということわざを、何度も思い返す。最初は中学の卒業式、小学校の時は同じ中学に行く仲間が多くて、恩師との別れの方が悲しかった。でも高校へは多くの友人と別れての旅立ちだった。そのあとも何回も出会いと別れを乗り越えてきた。なぜ別れはやって来るのだろう??なぜ同じように生きていけないのだろう??何度も繰り返した疑問はいつでも心に積み重なって、答えは出ないし、塊も溶けない。
別れなど迎えたくないと小さな抵抗を試みるけれどいつも無残に打ち砕かれる。それなら淡々と受け入れようと思ってはみるけれど、それも容易ではない。私の命がこの世にある限り後何度別れが来るのだろう・・・いっそ、もう誰にも会わず、一人きりで日々を過ごせたなら楽なんだろうかと思ってみたことが何度もあった。
でもいつの間にか出会っている。新しいことを受け入れながら暮らしている。この社会は本当に不思議だ。今、日本は半分平和だ。不穏な事件はたくさんあって、自分本位のための事故もたくさん起きているけれど、一部の人の考えで、税金が上がったり、医療費が公平でなかったり森や田畑がなくなり、川が狭められたり、海が汚されたりしても、なんとかいわゆる日常を送っている。
でも、もっともっと平和だった日がある。そのころにはもう帰れないのかもしれない。時を重ね、社会が変わり、世界が変わり、気候変動が起こり、生物の相関図が変わっていく。
けれど、私はこれからもきっと良き日を懐かしみ、少しでも傍らに置き続けていきたいと思っている。たとえそれが私の独りよがりでも。
カエルの鳴き声がとても大きくなっている。声の大きさから推測するとかなり大きいはずなのに、実は小さく愛らしいカエルさんが2匹家のポストの近くと自転車の近くにいて、一生懸命鳴いている。いる場所と日によって色が変化しているので時々驚かされる(笑)今の時期を「蛙始鳴」という候の言葉があるが、本当にぴったりだ。
「瘦蛙 負けるな一茶是にあり」今の私の気持ちと一緒だ。頑張れ~~
藤ももう終わる・・・我が家の木々から新芽が出始めている。さぁ早く風邪と別れて次へ進まなくちゃね。

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