再発との闘い

母の状態は、退院の日を決め、自宅介護の準備をするという工程だったけれど、肺炎の再発で今回は断念した。自宅に戻るという道は、次の回復を待って進めることになった。

退院できると思って気力を上げていた母がまたも開きかけた心(元気?)を閉ざしている。私も落ち着かない日々だ。こんなことを繰り返していると本当に帰宅できなくなる。

今は毎日母の好きだったものを思い出しながら1日1枚の色鉛筆画を描いていくようにしている。

酒瓶には笑ってもらえたし、飛行機は食い入るように見つめ、猫はうなづきながら見ていた。馬は上手と言ってもらい、プリンは食べたいと・・・でも大好きなものが、なかなか思い浮かばなくなった。

病室でもルーティンは、熱いタオルで顔を拭いて、口腔ケアをして両手をマッサージ、そして絵を見せて話をする。時々昔の歌謡曲をかけ、足をさすって緊張を緩める。ほかには何ができるだろう??

もう少し元気な時は母の身に着ける小物を編んで、進捗状況を知らせていた。これは効果があり、早くかぶりたいと帽子の出来上がりを楽しみにしていた。でも入院が長引くとネックウォーマーを編んでいても反応が薄く、巾着袋は見る事さえしなくなった。そこで、絵に変えてみたのだが、これもだんだん反応が薄くなっている。以前の入院の時はコロナ禍で、面会もできず、毎日絵日記を書いて持って行った。これはしっかり読んで、同じ病室の人にも見せて話題に事欠かなかったらしい。

しかし、今は寝たきりになり、筋力も気力も手の力も、会話する声帯さえレベルが落ちてしまい、人とコミュニケーションが取れなくなっている。その上に、食べたくない、飲みたくないという毎日だ。食の欲は命の栄養だからから、せめて好きだったものを口に入れたいと思えるようになってほしい。日々痩せていく母に何ができるだろうか?また何か知恵を絞ってみよう。

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