覚悟って、危険なことも困難なことも、悲しいことも、とにもかくにもこれから起こるであろう予測の事態を受け入れる心の準備をすることですよね。
仏教用語では少し違っていて、迷いを脱し心理を悟ることだという風に言われています。
漢字はめざめ、さとること。
これが実は本当に難しいことと気が付いたのは、人が自分の近くからいなくなることを経験していくことが重なってからです。手を伸ばしても届かない時間が積み重なって、いつかそれに慣れてしまうけれど、積み重なる時間の中で、何度も涙し、後悔する。私は覚悟ができている、覚悟を持っている。そう口に出して自分の決心を伝えるけれど、その時間がやってくるまでの自分の想像力はきっと追いついていない。
仕事や、新しい環境に足を踏み入れるときも覚悟ということをするけれど、その時の想像力はやっぱり追いついていない。予測というのは未知のものに対しては実に無力です。人生には思いもよらないことが数多くついてくるので、結局1分1秒新しいことの連続で、新しい感情の生成です。
「人の死も、自分も、知人も、親族も。
明日やってくるかもしれない。
覚悟!!はぁ~わかってるって・・・」
心のどこかで思ってみてもきっとまた新たな自分の感情との向き合いが始まるんだろうな。


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