時計の針がカチカチと動く。それを見て映画評論家の淀川長治さんは思ったそうだ。「絶対止まらないものね。どう押さえても止まらないものね。」その昔テレビの対談で語っている。🔷だれにどんな事情があろうと、時計は止まらない。あんなことをするんじゃなかった。言うんじゃなかった。いくら悔やんだとて、その針は巻き戻らない。消せない過去をのせて、人生という汽車は走り続ける。
これは巨人軍の阿部元監督が家庭の事件で引退することになった時の、ある新聞の正平調というコーナーに載った一文です。
本当にその通りで、数々の失態や失言、後悔を抱える私にはズシンと重く響くものでした。自分でも何度も何度も反省し時間は巻き戻らないのだから、同じ後悔はしないようにと都度誓ってきたのに・・・何度もいわゆる人生の中のミスを体現してしまうのです。
1日24時間、1年365日、人には等しく時間があるはずです。それなのに・・・同じように教育を受け、家庭生活も経験し、スポーツも、趣味の時間も、遊びも、読書もきっと多くの人が経験している日常と同じように。
それなのに、いつも後悔ばかりしている私。学習能力が劣っているのか、想像力が欠如しているのか、自分をコントロールできないのか・・・歳を重ねてもまだまだ未熟という情けない自分です。
行動してしまったり、口から飛び出してしまった言葉はもう消せない。人生はやり直しもできないし、汽車は止まってくれない、生まれてきた時から走り出していて、それは生き方ももちろんだけれど、身体もそうです。
内臓も手も足も顔も骨も、スペアは用意されていないのです。病気になって気が付くこと、太ってから思い起こすこと、怪我をしてから悔やむ事になってしまっています。
今後はどうだろう???こんなに理屈はわかっている、耳も敏感、心も敏感、今からでも成長できる余地は残っているといいなと、昨日、母の百箇日を終えてつらつらと考えています。
梅の季節、また今年も梅ジュースに助けて貰うことになるのでしょう。


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